山梨県の偉人として、武田信玄公ほど有名な人はいないでしょう。
武田神社は、信玄公を祀っている神社です。
夏はお堀で涼し気な白鳥を見ることができます。

参道入口の階段には有名な「風林火山」の旗(軍旗)がはためいています。

原文の出典は『孫子の兵法・軍争篇』の一節で、
其疾如風: 其の疾きこと風の如く、其徐如林: 其の徐かなること林の如く、侵掠如火: 侵掠すること火の如く、不動如山: 動かざること山の如し
意味合いは、動くべき時には風のように迅速に、動くべきでない平常時には林のように静観し、いざ行動を起こすときには烈火の如く侵攻し、守るべき時には山のようにどっしりと構えるよう、状況に応じて柔軟に対応するように……との戒めだそうです。
山梨が誇る武将です。
神社の本殿のたたずまいは以下の画像になっています。
いわゆる戦国武将を祀った神社として、力強さがありますね。

もとは躑躅ヶ崎(つつじがさき)館として、信玄公の父信虎公が石和館から移り住んで以来、
勝頼公が新府に移るまでの62年の間、甲斐武田氏の本拠、甲斐の政庁として、天下にその名をとどろかせました。

周囲には、武田二十四将を始めとして、諸将の屋敷が並び、職人町もあり、初期の城下町が形成されていました。

今は、観光の名所として、また年始、受験などの祈願にと訪れる人が後を絶ちません。
ご利益は、ずばり「勝運」。
お守りも、武田神社らしいデザインです。

武田信玄の二十四将の一人山県昌景の子孫と称しているサンリオ創設者の辻慎太郎。
武田神社には縁があり、宝物殿の前にはキティ像があります。
見学に訪れる若者たちに人気です。

サンリオと山梨は切っても切れない仲。
社長さんが甲府市の方ですし、前社名は「山梨シルクセンター」っていうベタな名前でしたし。
尤も、寄贈したのは石材店です。
サンリオとは業務上ライセンスがあって、キティちゃんを造れるらしいです
私はつい、リボンをなでてしまいました。
ご利益はないのかなぁなどと思います。
宝物殿の中身は撮影できないので、パンフレットだけです。

武田神社の境内の中に、能舞台があります。
いわゆる能楽堂です。

昔からあったものではなくて、平成18年にできたと書いてありました
甲陽武能殿と言います。

武と舞が通ずることから、舞を舞った武将が、たくさんいます。
位のある武士の心得だったのでしょうね。
甲陽というのは、武田氏の軍学書「甲陽軍艦」よりの引用で、
甲斐の国が輝くようにということで、
能楽、神楽、演武などが、未来永劫演じられるようにとの願いで「甲陽武能殿」と名付けられたそうです。
尚、境内の外には土産店もあります。
桔梗屋の信玄餅が人気です。

■所在地 山梨県甲府市古府中町2611
■問い合わせ ☎055(252)2609
■URL http://takedajinjya.or.jp
■駐車場 大型バス10台・普通車154台まで ※駐車場使用時間9:00〜16:00
■アクセス
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